あらすじ
気の弱い小学6年生・マサオは、生き物係を決めるできごとが元で、新任教師・羽田に嫌われてしまう。それ以来、羽田は何かにつけマサオを攻撃し、クラスメイトたちも、マサオいじめに興じ始める。そんなマサオの前に現れたのは、全身まっ青の不気味な少女・アオ。傷だらけで、片目片耳はつぶれ、白い拘束服を着たアオは、やがて教室中を恐怖に陥れていく。いつしかアオの残虐性に、マサオ自身も取り込まれていき…© 2008『死にぞこないの青』製作委員会
始めに
映画を観るのが大好きで、畑をやっていた時は午前中は畑、午後は映画の日も多かったのが、ブログを始めては映画を観る時間もなく、観るとしても月1回がやっと…。しかもいい年にして…毎日のようにパソコンと向き合ううちに手首や腕の痛みに加えて、目の痛みが酷くなって、我慢できず、病院に行く事に…。
それが…不思議な事に…何回も行ったのに、場所が見つからず、探し続いて、計5人の方に訊いて…やっと病院にたどり着いたものの、今度は保険証が見当たらず。家に戻って、ついでに買い物もしようとバックを大きい物に変えて、いざ!と駐輪場に行くと今度は自転車の鍵がない。
九時前に家から出たのに…病院を探し回ったり、家に戻ったりして、もう時間は10時過ぎ。鍵を取りに家に戻ったものの、そのまま…「まあ…いいか」と…眼科も整形外科もさっぱし諦めて、映画でも観ようかとしたら…目に留まったタイトル…『死にそこないの青』。
もし、家を出て、すぐ病院に着いたなら、おそらく観る事はなかっただろう…ちょっと不思議な出会いの映画。
感想
6年2組。新しく赴任した先生はアウトドアが好きというイケメン先生である。優しく子供に向き合う先生の姿の微笑むのも束の間。マサオのちょっとした間違いが原因で、とんでもない事が起き始める。
マサオだけ怒鳴っては責める先生。徐々にクラスのみんなから孤立していくマサオ。
宿題を出すのもマサオの点数が悪かったからとみんなの前で言う先生。
先生のいじめからマサオに起きた幻覚。幽霊?が見えるようになったマサオ。
海辺から現れたあの幽霊?はクラスにでも家の中でも堂々に現れるようになる。が…幽霊は泣いている。
余りにも先生の行いが可笑しいと思ったマサオが先生に「僕ばかり叱られてるような気がして」と勇気をもって話すと、「先生は君が悪い事をして叱ってるんじゃない。もっといい子になって欲しいから叱ってるんだ。」と意外と真面目な返事。だが、その後…は元戻り。
僕は悪い子です。
努力もしないナマケモノです。
生きる価値がありません。だから…人の百倍努力します。
先生のいじめに苦しんだ末、やっとの思いで心を見せてマサオに、とんでもない事を何回も繰り返させる先生…酷い。
そんな中…橋の上に現れた幽霊が言葉を発する。
「とび降りろ、早く!」
ついに…幽霊までに怒鳴れるマサオ。
お前は死ぬ事もできない。
生きてる価値もない。
お前、だれだよ!
俺はおまえだよ。
その日を機に仲良くなる二人。
病室を注がる光。
キセキの子。
やっと笑顔が戻ってきたマサオ。
元に戻った学校生活。
無限に広がる青空は同じ空の下で苦しむ別のマサオにも希望の光を注げてくれる事を信じたくなります。
死にぞこない
「死にぞこない」の意味は…
死ぬべき時期を逃してしまうこと。また、その人。
死なずに生き残っている人をののしっていう語。
だそうです。
自分のせいでお母さんを死なせてしまったと…自分と自分だけ助けてくれたお父さんを責め続けた羽田は「死ぬべき時期を逃して」しまって、「 死なずに生き残っている」自分が許せなかったとのいえるでしょうか。
その彼がマサオを通じて、やっと自分とお父さんに向き合う事ができるようになりますが…その道のりは長くて…暗くて…ある意味…残酷とも言えます…。それを経てやっと得た…その晴れやかな心は爽やかな空に繋がります。
セリフ
いじめられました。
信じられないな。
お前が悪いからだよ。
先生が必ずマサオくんの事をを守ってあげるからな。
ゆうれいが教えてくれる言葉。
大人はいつも正しくて、間違った事をするのは子供だけなのか?
自分の頭で考えろ、自分の眼で確かめろ。
自分の力で戦え。
この世に自分が一番軽蔑するものに負けるな。
マサオとお父さんの会話
誰かに酷い事をされたら?
話し合う
話しても分かってくれなかったら?
🔹 先週木曜日に観たのですが…今日(20220613)確認したら・アマゾンプライムで観る事ができませんでした。