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障害を超える愛の物語:時をかけるテレビ・「のぞみ5歳〜手さぐりの子育て日記〜」

今日、昨日録画しといた「のぞみ5歳〜手さぐりの子育て日記〜」を観ながらかなり泣きました。

目が見えない両親のもとに生まれたのぞみちゃん。のぞみちゃんに対する子育てのすべては言葉と指とにおいで行われています。

「子育てに苦労は?」という質問に「嬉しさのほうが大きいので苦労など感じない、苦労しているとすればのぞみちゃんかもしれない」という答えが心にグッときました。

 

 

のぞみちゃんおお父さんは生まれてからの全盲でしたが、自分が障害者と思うことなく、人生を歩んできました。お母さんは18歳までは微かな光が見える状態でしたが、その後全盲になります。だからこそ、完全に目が見えるという事のすばらしさをのぞみちゃんによって体験できたとその感動を語りました。

 

子供が歩き始めると目が離さしたらアカン事がいっぱいあるのに、お母さんもお父さんも目が見えないので、のぞみちゃんが泣いてもその理由が分からない。それで両親は望ちゃんに言葉を一生懸命に教えます。

 

のぞみちゃんが人に迷惑かけず、ちゃんとした大人に成長してほしい願いで厳しく接するお父さんにのぞみちゃんが発する言葉。「おとうさん、でてけばいい」

それを聞いたお父さんの心はどうだったのか。機嫌が悪いだけで酷い言葉を散々発していた自分があまりにも情けなく感じられる瞬間でした。

 

カルテの話も印象的でした。他の友たちと違うという事に恐れを持たず、自分からその理由を話すことができるのぞみちゃん、素晴らしいとおもいました。ご両親の真心を込めた子育てがのぞみちゃんを「のぞみ」の通り成長させてくれたかもしれません。

 

エンディングでのぞみちゃんが走って抱き付いた先はお父さん。そののぞみちゃんを抱き合って満面の笑顔を見せるお父さんとお父さん。その暖かく強い絆は今もずっと進行中なのです。

 

1986年ののぞみちゃんは2024年の今、お母さんになって子育て真最中という事も分かりました。番組の終わりにのぞみちゃんのお母さんのインタビューがありました。

「こんなに こんなに おんとうに たくさんの 幸せ もらえる 未来があると

昔の私には想像しなかったですよ」と語るお母さん。続きのお言葉がまた心に響きました。

もし、同じような障害の人とか色んな人が、不安からそういう気持ちがあってもあきらめちゃう人がいたら「大丈夫」と言ってあげたいですね。

「新しい幸せ つかめるよ」と言ってあげたいです。

どんな環境であれ、ちゃんと信念をもって進めば乗り越える事ができるという事を改めて学んだ番組でした。

 

目が不自由でもあきらめなければ、夢は叶うという実話を基にした映画があります。すこし現実離れですが、目が見えなくなった漫画家と耳が聞こえない女性が恋に落ちます。果たして、その恋の行方は。