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クリスマスお勧め映画④宿命の出会いが幸せを運ぶ『 ホリデイ』

あらすじ

ロサンゼルスで映画の予告編制作会社を経営するアマンダは恋人に浮気され、彼を家から追い出した。ロンドンの新聞社に勤めるアイリスは、元恋人に婚約発表をされて失意のどん底に。傷心の2人はインターネットの”ホーム・エクスチェンジ”というサイトに出会い、お互いの家を交換して相手の家具や車を自由に使えるという休暇を過ごすことにした。(アマゾンプライム)

サンタ・アナ風

サンタ・アナ風は ロサンゼルス盆地南部で秋から冬にかけて吹く局地風だそう。➡サンタアナ - Wikipedia

映画の中で一番印象的だったのが、この風の吹くシーン。『余命10年』の突風ですぐ思い出したのが『ホリデイ』のサンタ・アナ。二人の人生が大きく変わる事を暗示させるその風。

「この風が吹くと何かが起こると言われてる」とマイルズ。「サンタ・アナ」だからこそ、彼らの出会いに納得。

セリフ

恋の色は色々あるの

色々ある恋の色。その中で彼らの恋の色は華麗ではないが、穏やかにバランスをとっているパステルカラーに似ている気がする。

失ってしまった恋もある

新しく始まる恋もある

たった一晩で

もっと残酷な恋の形もある。片方がズタズタに傷つく報われない恋だ。

これこそ私の転売特許

最悪のクリスマスと誕生日が三回も繰り返し、まさに暗黒のような3年を過ごしたアイリス、その原因は愛してくれない人を愛したせい。

感想

何があれ、彼の「元気?」という一言ですべてを許してしまうアイリス。ハッピークリスマスになるはずだった彼女のクリスマスは最悪のクリスマスに…。自分の思わず、自殺まで考える程落ち込んだ彼女が向かったのはパソコン。

それからもう一人。恋に裏切られた映画の予告編の編集で大儲けするアマンダもその傷ついた心で向かったのはパソコンである。

その二人を繋いでくれたのはグーグルの「ホーム・エクスチェンジ」というサイト。そのサイトでの出会いで彼女らの「癒しのホリデイ」がスタートする。
アマンダにとってその「癒しのホリデイ」とは女一人のクリスマスであり、男のいない田舎のクリスマス…しかし、いざ、現実になるとその「癒しのホリデイ」のあまりの退屈さに一日で飽きてしまう。
でもイギリスの隅?にあるアイリスの家は童話に出てくるような素敵な家。でも周辺に何もない。

一方、あまりの豪宅で興奮が収まらないアイリス。思い切ってそのセレブな生活を楽しむ中、思わね出会いが。
 

偉大なる脚本家だったアーサー。彼は妻を先立ち、杖なしでは歩く事もできず、道では迷子になり、家に着いては鍵も開けれず苦労する…老年。彼に生きる喜ぶなんかはもうない。しかし、その彼にも「隠れやる気スイッチ」はあったはず。それを見付けてくれたアイリスの心が温かい。


ソヒとオリビアの部屋、部屋のテントで過ごす彼らの時間。家中があまりにも綺麗に整理整頓されているのがすこし気になるが、こんな年になっても憧れの素敵な子供部屋には感心。

ただ、一つ疑問が残るのは、アマンダが初めてロンドンのアイリスに家に向かう時と帰る時のタクシー。行く時はこれ以上タクシーは進めないとミランダを置き去りにして帰るタクシーだが、帰りにはタクシーがちゃんとアイリスの家の玄関先で待っている。

それはまあ、そんな事もあるかもしれないとして、「it's over!」と彼と別れてタクシーに乗ったアマンダ。タクシーの中で涙を流すアマンダ役のキャメロン・ディアスのサファイアのような瞳がとてもきれいと思った。さあ…彼女の決断は如何に…。 

すべてが完ぺきなハッピーエンドなので、観るだけで幸せになれる映画。

 

クリスマスイブのビデオショップは必見。映画に対する彼らの会話を含め、思わぬカメオ出演にびっくり。

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