cinemaholic

毎日、映画のように🎬🍭📍🍿🌿

『奇跡の教室』&『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

 

https://japan-israel-friendship.or.jp/student/1768/

 

貧困層が暮らすパリ郊外のレオン・ブルム高校、様々な人種の生徒たちが集められた落ちこぼれクラスに、厳格な歴史教師アンヌ・ゲゲンが赴任してくる。情熱的なアンヌは生徒たちを全国歴史コンクールに参加するように促すが、「アウシュヴィッツ」という難しいテーマに彼らは反発する。(アマゾンプライム)

観想

29!というの異なる人種の学生達が集まった劣等生クラス。問題児ばかりのあのクラスをクラスで歴史コンクールに出ることで何とか変えようとする教師歴20年の担任アンヌ。でも生徒達は「どうせ…私達なんかがコンクールに出ても…」と全くやる気なし。

 


だが…テーマのアウシュビッツについて調べるうちに徐々に変わる彼らの考えと姿勢。先生から言われる事さえろくにしなかった彼らが、自ら組を決めて、着々と進んでいく姿には先生達もびっくり😉

 
「ほんの些細なことが生き抜くための力になるアウシュビッツの生存者を招いて行われた講演会で涙を拭く彼らは知らず知らずワンチームになっていきます…。

 

『奇跡の教室』予告編


www.youtube.com

 

まとめ

一人の教師がどれだけ人を変えられるのか…。先生の意地と生徒のやる気が見事マッチした時…奇跡が起こる!まさに…それを証明してくれる映画でした。

 

長い学校生活でゲゲン先生のような先生に出会える確率はどれぐらいでしょうか…彼らが羨ましくなります。


ちなみに…映画に前半と後半に「月光」か流れるがますが…同じ音楽でも絶望と歓喜と全く違うように聴こえるのも不思議^^;

実話に基づく…色々と考えさせる映画でした。

 

🔹20220623・アマゾンプライム対象です。

 

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ

  • アリアンヌ・アスカリッド
Amazon

 

繋ぎの一冊・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

 

ある意味ドキュメンタリーとも言えるリアルストーリー。

中学校を多民族学校で過ごす事になった子供の日々を淡々と綴るブレイディさんはイギリス歴の長い日本人。ご主人と息子さんとの三人家族。なのに…その三人家族の毎日がとてつもなく、面白いのです。

 

まだまだ中学生…と思うかも知れないが…彼らは…FMC(,女性器切除),LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョンニング)に関する授業を受けてちゃんと自分の意思を表現できるほど、大人より考え深いのである。

 

この頃、日本でもmediaに出るようになった、学校のトイレに生理用品の備置する学校が増えるとか、ホームレス支援団体の活動なども既にイギリスではかなり進んでいたのも印象的でした。

 

深く触らず、常にお子さんに対して距離を置きながら…いざとする時は..........直ちに…手を伸ばしてあげる事ができるお母さんと黙々と見守ってくれるお父さん…素敵な家族でした。
モンスターペアレンツ続出の世の中..........誰もかもが…ちょっとした事ですぐさまモンスター化(私もありました…)したりする世の中だからこそ…じっくりと読んでほしい一冊です。
「みんな違ってみんないい」世の中になって欲しいですね。

 

ちなみに…13歳になった続きの話が出版させましたが、文庫本になったら..........😅読んでみたいと思います。