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毎日、映画のように🎬🍭📍🍿🌿

ホームランが聞こえた夏

 

あらすじ

中学野球の天才投手だったミョンジェ(チャン・ギボム)は、聴覚を失って野球の道を断念し、ろう学校のソンシム学校高等部へ。一方、プロ野球界最高の投手だったキム・サンナム(チョン・ジェヨン)は飲酒による暴行事件を起こし、球界追放の危機に直面。名誉挽回(ばんかい)の機会として、ソンシム学校高等部野球部の臨時コーチに任命される。Yahoo!映画

 

 

韓国のタイトルは글러브(グローブ)・G-LOVE

実話を基にした映画。

 

セリフ

傷つけない唯一の方法は何もしないこと

でも私たちは挑戦するんです。

 

 
プロ野球界最高の投手だったキム・サンナムですが…今になっては、自分が野球が本当に好きだったのか......また…野球に夢中だった事かあったのかさえ分からなくなている。が…ある日…彼の記憶をよみがえらせるでき事が…それはミョンジェとの出会いだった。
 
ミョンジェと彼のスケッチブック会話があたたかい。
 
心から野球を楽しむ方法は?
勝つ気持ちを持つこと。その心で困難を乗り越えるんだ。

 

 
お前らに同情されるための汗じゃない
むしろ無視して見下せ
そうすれば奮起する
あいつらは奮起して走ればいい
だが同情されたらやるきをなくすだろ?
踏みにじってもいいが立ち上がる力は奪うな
 
5回で32:1。
大会場から学校まで選手たちを走らせるコーチ。
名投手がひとりいても
何も変わらない
野球は投手ひとりでできないと今日の試合で分かったはずだ。
一番怖い相手は到底勝てない強豪じゃない。
我々を同情するチームだ。
 

お前たちは耳が聞こえない

声を出すのも怖いだろう

だが…声は耳だけで聞くんじゃない

ここ…ここだ

叫べ

心に響くように叫ぶんだ

俺たちが来た

ボコボコにしてやる

俺たちは怖くない

俺は自分が誇らしい

思い切り踏みにじれれ

また立ち上がればいい

 

「glove」とG-LOVE

 知ってるか?野球には愛がある。

なるほど。英語の「glove」の単語には確かに「g+love」.........loveがある。

 

観想

名セリフが多い。心に沁みるセリフが多い。

どん底まで落ちたキム・サンナム.........やる気の一欠片もなかった彼が…徐々に変わり、本気でチームに向き合う姿を素晴らしく描いた映画。でも…変わるのは彼だけではない。

ミスしていいが申し訳ないと思うな
球を最後まで見て打ち、内角の球は当たってもいい
死ぬやつはないぞ

 

ミスをすると「お前のせいでチームが負けた」と人格を無視した険悪な言葉を軽々と出すコーチや酷い体罰や差別でmediaに出るコーチも少なくない世の中.........負けるのが同然とも言える状況で「ミスしていいが申し訳ないと思うな」と言ってくれるコーチ。

 

厳しい時は限りなく厳しいが、その底にある優しさを知ってる彼らこそ、最後までやりたかった試合。死ぬほど勝ちたかった試合。その結果は…。


「0-82の大敗」

 

『ホームランが聞こえた夏』…昨日、ニュースで「0-82の大敗」という記事を観て浮かんだ映画でした。わせがくは通信制で、心身の調子を崩したり、中学で不登校になったりした生徒さんも通う学校だそうです。そのわせがくで「それでも野球がしたい」と入部し、野球が仲間をつくる舞台になってきたと…。

 

記事を読みながら胸がいっぱいになりました。彼らが次回の試合に向けて頑張ってくれる事を応援したいです。

 

【高校野球】0-82の大敗に「没収試合も考えた」 ひたむきに奪った“15のアウト”に監督は感謝 

あり得ない事が当たり前のように次々と起きる世の中.........で、極めて純粋な物語り。心が浄化されます。

 

20220711 アマゾンプライム対象です。

『ホームランが聞こえた夏』 予告編

www.youtube.com

 

 

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