
あらすじ
冴えないボクサーと2匹の猫が織り成す可笑しくも切ない日常をつづった杉作による実話コミック「猫なんかよんでもこない。」を実写映画化。
ボクサーとして崖っぷちの日々を送っていたミツオは、漫画家の兄が拾ってきた2匹の猫の世話を押しつけられてしまう。
もともと犬派のミツオは嫌々ながらも引き受けるが、猫たちとの暮らしを通して次第に自分自身を見つめなおすようになっていく。
主人公ミツオ役にNHK連続テレビ小説「純と愛」の風間俊介。共演に「トワイライト ささらさや」のつるの剛士、「桐島、部活やめるってよ」の松岡茉優、「コンセント」の市川実和子。「グッモーエビアン!」の山本透が監督・脚本をつとめ、「永遠の0」の林民夫が共同脚本を手がけた。
2015年製作/103分/G/日本
配給:東京テアトル
劇場公開日:2016年1月30日
感想

テレビのおまかせ録画で録画されていた映画。
『猫なんかよんでもこない』というタイトルに惹かれて観始めて、一気に観終えた映画。
何より、猫のクロとチンの演技がうますぎる!
ミツオと猫たちの新しい生活が演出なのかどうかも分からないほど、とてもリアルに描かれていて、目が離せない。
ドラマ『たとえあなたを忘れても』で心優しい心療内科の先生役が印象的だった風間俊介さんの演技も見どころ。
ボクサーの夢を諦めて、新しく見始めた夢は…漫画家の兄のような漫画家。応募するやら落選、希望が大きい分、叶えない悲しみは深く、その悲しみは怒りに変わる。
一時期、漫画も捨ててしまったミツオが真剣に机の前に戻るシーンがグッと…胸に沁みる。
兄が余りにも急にいなくなるのは…え?と。
保育園での給食バイト?にボクサーしか知らなかった青年が採用される?兄と自炊生活が長かったことはあったとしても給食の仕事場は決してそんな安易な考えで働く場所ではないと思うのだが。
出会いの繋がりの職業を栄養士にした事による無理やりバイトという感がすこし…え?となった。
また、猫もエイズにかかるというのは知らなかったし、エイズにかかった猫の飼い主が給食場の仕事を続ける事も…えっとなった。

それはそれで、彼の書いた絵はまさに、思い出…そのもの。その思い出が報われて良かった。本当によかった。
実話を基にした映画ならではの感動がある。
やる気なし、希望なし、挫折ばかりの時、観ると慰められる映画。