
あらすじ
学校一の美女ハヌルに、「ブサイクだから」という理由で毎日いじめられている女子高校生ク・エジン。 しかし、誰にも知られていないエジンのもう一つの正体は、SNSで「女神」と崇められるインフルエンサー、ジニだった。美しいルックスと芸能人並みのフォロワーの数で、チヤホヤされるジニはエジンのもう一つの顔。学校は辛いけれど、様々なブランドからジニに送られてくる新作商品や協賛費、そして何より作りこまれた可愛いSNS上の自分に自尊心を満たしていた。完璧な二重生活を続けていると思っていた、ある日。エジンに、「ジニの正体を知っている」という謎のメッセージが届く。正体がバレることを怖れ、心病んでいくエジンは周りのすべての人を疑い始める…。 © Kakao Entertainment Corp. All rights reserved.
二重生活を送る主人公
この前、韓国ドラマを観ました。内容は、クラスで「ブス」といじめられている女子が、実は自分の顔を加工してインフルエンサーになり、SNSでは多くのフォロワーを持つという二重生活を送るという話です。表面的には「SNSで成功したいじめられ女子の話」に見えますが、実際には現実と理想のギャップ、社会の外見偏重、自己肯定感の問題……現代のSNS社会を象徴する深いテーマが描かれています。
真実の愛と友情
特に印象的だったのは、クラスでアイドルを目指すイケメンの男子が、主人公に対して示す純粋な気持ちです。彼は有名になっても、彼女に対する思いを変えず、守ろうとします。まさに「白馬に乗った王子」のような存在で、そのラストは観る人を裏切らない、温かくありがたい気持ちにさせてくれました。
虚構の人気より現実の承認
主人公はSNSで作り上げた虚構の自分では何十万もの「いいね」をもらえましたが、最終的にありのままの自分をネットに載せると、もらえる「いいね」はたったの数件。
しかし、彼女はその数件の意味の重さを理解します。虚構の人気よりも、現実の少しの承認や愛の方が心を満たすことに気づくのです。
このドラマが伝えるのは、幸せは「いいね」の数では決まらないということ。重要なのは、少数でも自分を受け入れ、支えてくれる存在のありがたさです。
屋外シーンが映す心の安らぎ
学校の屋上や公園で昼ご飯を食べたり会話をするシーンも印象的でした。教室やSNSの虚構世界とは違うリアルで落ち着ける空間 として描かれ、キャラクターの素顔や友情、安心感を自然に伝えてくれます。こうした空間描写が物語全体に温かみを加えています。
スピード感のある展開で飽きさせない
ドラマは、二重生活やSNSでの成功、そしてインフルエンサーの正体が明かされるまで、次々に物語が展開し、飽きずに最後まで引き込まれます。テンポの良さと深いテーマ、心地よい空間描写が絶妙に組み合わさった作品です。
人間心理のリアルな描写
さらに、影美女の顔にそっくりな転校生が登場するシーンも印象的でした。
主人公の顔と似ていることを知った転校生は、周囲から「インフルエンサーじゃない?」と指摘されますが、微妙に否定できません。
その反応に主人公も動かされ、次第に「自分がそのインフルエンサーになりきろう」とする心理を見せます。
虚構の力や承認欲求が人をどう動かすか、人間の本性が垣間見える瞬間です。
セリフ
もう、今の自分がすっごく嫌いになっちゃって。
別に自分の事、嫌っとっていいんじゃない?
決まりみたいに自分の事を好きになりなさいと押し付けもあるしな。
まとめ
観終わったあと、心がじんわりと温かくなる、ありがたい気持ちにさせてくれるドラマでした。虚構に惑わされず、自分や他者の小さな愛や承認の大切さを教えてくれる、現代のSNS社会を生きる私たちにぴったりの作品です。