
『ねことじいちゃん』は「世界ネコ歩き」で絶大な人気を集める岩合光昭さんの初監督作品です。ちなみに、映画の公開日は 2019年2月22日の猫の日、撮影場所は佐久島です。
監督が岩合光昭さんとは知らずに観たので、エンディングで流れる監督の名前には…「なるほど」でした。
あらすじ
2年前に妻に先立たれ、飼い猫のタマと暮らす大吉、70歳。毎朝の日課はタマとの散歩、趣味は亡き妻の残した料理レシピノートを完成させること。
島にカフェを開いた若い女性・美智子に料理を教わったり、幼なじみの巌や気心知れた友人たちとのんびり毎日を過ごしている。
しかし友人の死や大吉自身もいままでにない体の不調を覚え、穏やかな日々に変化が訪れはじめた矢先、タマが姿を消して--。
一人と一匹、生まれ育ったこの島で、共に豊かに生きるために下した人生の選択とは--?(C)Mitsuaki Iwago (C)2018「ねことじいちゃん」製作委員会[邦画コレクション]
感想
オープニングから心が癒される風景が広がります。なかでも、満開の水仙畑と猫のコラボは観るだけで心が満たされます。
吾輩はたま。猫である。ちなみに6歳と7ヵ月。
人間だと40代の猫ちゃんとその飼い主である「毎朝ちゃんと目覚められるかが不安になる」じいさんの大吉さんがこの映画の主人公です。
カメラは人間と猫の視線が混ざったりしていて、猫の視線で見られる映像も楽しめます。
行くぞ、たま。
人間がいる所には大体…猫もいる島。
たまとミーちゃんの恋話には胸キュン!です。
妻を先立たれた大吉、いつも作ってくれたのを食べるだけだった彼は一人になって、朝昼晩の飯を作りながら、妻がこんなことをして飯を作ってくれたんだとつくつく考えている日々を過ごしています。
そんな島にオープンしたカフェのオーナーである美智子は人も猫ちゃんも大歓迎の人良し。
なんでこの島に来たのかを聞かれた美智子。
「この島にはいろいろなものがありますよ」と。
それぞれの恋
『ねことじいちゃん』には四つの淡い恋が描かれています。
たまとミーちゃん。
高校生の2人
美智子と若せんせい
お年の2人
静かな悲しみが流れる恋もあれば、これからが楽しみの恋もあります。
その恋の行方はいかに…
残されたレシピ
たまのお蔭で見つけた妻が残したレシピ集はだったの4ページ。
頂いたえんどう豆で初めて作る豆ごはん。
たくさん食べてね、といつも妻が作ってくれたまめごはんを今は自分が作る。
いつもこれにあさりの味噌汁だ。
私より料理がお上手なおじいちゃんに感心すぐシーンも多い。しかもおじいちゃん、絵もお上手。お手上げです。
だったら、大吉さんが続きを書いたらどう?
別に他にすることもないから…
人間が喧嘩をすると猫も喧嘩をします。
アニマルセラピーとして猫をおすすめする若先生だが、それに怒りをぶつけるマダム。
みんなにいい顔して。
それが何が悪いの。こんな狭い島で年寄りが…
知らん
お年の3人のマダム。そのマダムたちの友情も暖かいです。
ダンスホール
ミラボールはある?
借りれますよ
やった!
小学校のホールで行われる「秋のロマンティックダンス」
その準備が進む中で、一枚のチラシで二人の絆が試される。
私、あなたがいないと誰と喧嘩するの?
待っているからね。
見事にダンスホールに変身したホール、人も猫もダンスをする。
町内のイベントとして、ここまでの大成功、ネコの手を借りる事ができたそのおかげでしょうか。(冗談です😓)
何けない猫の仕草に癒されるシーンも多く、まさにセラピー映画でした。
ネコがいる生活。命を預かる事なんだから、憧れだけではできないですよね。野良猫を何度もそのまま連れて帰るチャンスはありましたが、やっぱり、最後までちゃんと面倒を見てあげられるかとなると、…になります。
でも、映画が終わると、いつか、自分も猫と一緒に暮らしたいとしみじみ思うようになります。
ねことじいちゃん・予告編
ねことじいちゃん・アマゾンプライム
