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42~世界を変えた男~

 

あらすじ

 

4月15日。その日、大リーグではグラウンドにいる全員が背番号「42」をつける。どのチームの、どの選手も。敵も、味方も、関係なく。「42」――それは、大リーグで唯一の、全球団共通の永久欠番。その裏側に、鳥肌の立つようなドラマがあった。 Rating G (C) 2013 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

 

観想

 

法律では禁じてない。でも慣習がある。

法律に逆らえば時に「称賛」される。慣習に背けば社会から批ちゃくされる。
カネの色は白でも黒でもない緑色だ、ドル札は緑色だ。

 

まだ人種差別が蔓延していたアメリカ。黒人は白人と同じトイレを使う事も禁じされていたそのアメリカでブランチ・リッキーは歴史を変える決断を下すのである。それは.........黒人をメージャーに入れる事だった。その記念すべき人物に選ばれたのはでジャッキー・ロビンソン。

 
君が戦いに勝つ方法は2つしかない。立派な紳士であり偉大な選手だと示すことだ。
もし僕にユニフォームをくれるなら…もし僕に背番号をくれるなら…勇気に応じます

 

ロビンソンとリッキの初対面での二人の会話には心が揺れます。リッキはロビンソンに
「やり返さない勇気をもつ選手になる」事を求めます。
 
白人ばからの世界に入ることになると、想像もできないほどの差別が待ち受けているはず。それをすべて我慢して、実力でやり返す事をロビンソンは心より受け入れます。
人は誰であれ……やられるとやり返そうとする心に自然と支配されます。それを我慢すること。やられてもやり返さない事は勇気なんだと改めて感じさせられました。
リッキーのロビンソンに対する信頼と期待。その期待に精一杯応えようと頑張るロビンソン。どんな状況であれ、ロビンソンを同等な人間として迎えてくれる同僚。それから愛する家族。すべてが敵と思った彼の前に彼の成功を願う人も現れ始めます。
 
苦難を乗り越え迎えたメージャーの試合。

相手の監督の無差別な険悪な言葉に耐え続けた末…今までのすべての我慢を爆発させるかのような彼の涙には……泣けます。

自分を信じ続けてくれたリッキの「勇気に応じ」……「やり返さない勇気」を堅持して、「実力で世界を変えた」ジャッキー・ロビンソン。彼を真の人生に導いてくれたブランチ・リッキー……。

偉大な二人に尊敬してやまない…映画でした。

 

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42~世界を変えた男~ (字幕版)

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  • チャドウィック・ボーズマン
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