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子猫をお願い・挫折と再生の物語

あらすじ

現代社会で奮闘する5人の女性の夢や恋、挫折、拾った子猫との関係を女性監督チョン・ジェウンが瑞々しく描いて国内外で高い評価を受けた長編デビュー作。韓国の女性監督や女性を主人公にした作品が注目を集めるきっかけともなった記念碑的な1本。2001年韓国女性が選ぶ最高の韓国映画第1位に選ばれ、製作から20年経った現在も根強い人気を誇る、すべての映画ファン必見の傑作。

 


 第6回釜山国際映画祭で最優秀アジア新人作家賞部門スペシャル・メンション、第22回正隆昌新人女優賞(イ・ヨウォン)、第38回百想芸術大賞最優秀女優賞(ペ・ドゥナ)、新人女優賞(イ・ヨウォン)など数多くの映画賞を受賞。また、世界各国の映画祭での上映をはじめ、日本や香港などアジア各地、アメリカ、イギリス、フランス、スウェーデンなど欧米各国でも劇場公開されて人気を博した。


 インチョンの女子商業高校を卒業して社会に出て20歳となったテヒ、ヘジュ、ジヨン、双子のピリュとオンジュ。学歴社会の韓国で5人は、それぞれの仕事と家族に関する悩みや問題を抱えながら懸命に生き、卒業後も連絡を取り合ってきた。

 

だが、時とともに5人の友情関係は変化し、微妙な溝が生じはじめる…。

子猫をお願い | チョン・ジェウン  | JAIHO

 

感想

ずっと観たかったけど、AmazonPrime対象外だった韓国映画『子猫をお願い』

今日、偶然、AmazonPrime対象になっているのに気づき、一気観。

 

インチョンの女子商業高校を卒業した5人の同級生。

20才でそれぞれの悩みを抱えながらも夢を持って頑張る姿が……なぜか、切ない。幸せとはほど遠いような5人が幸せになろうと頑張る姿が……なぜか、共感したくなくなる。

 

映画はカラなのに全編においてモノクロのイメージが残るのも不思議な映画。

 

ティティと名付けられた子猫は3回飼い主が変わる事になるけど、いつか、元の飼い主に戻れるかもしれない。

 

5人の中で一番重いのはジヨン。みんなのバランスを取りながら、困っている友たちに手を指しぼべる事ができるテヒ。コネで入ったらしいが、中では唯一名前のある会社に就職して、親友だったジヨンを見下ろすようになっていくヘジュ。でも、そのヘジュも今、幸せじゃない。

 

障害者の詩はとても心に響くけど、その詩が世の中に出る姿が見たかったな。一冊の本になるようにテヒが頑張ってくれて欲しかった。けど、テヒは忙しすぎるからしょうがない……。

 

餃子をもってジヨンのおばあさんに会いに行き、行く所もないジヨンを待ってくれる、テヒの姿が温かい。

 

ちょっと気がかりと言えば、ジヨンが来ていたフードがポロだった事。偽物であれ、ブランドを選ぶジヨンは損なている気がしるが、それも彼女の内面の欲なら、頷く。

20年以上時間が経ったのに、今観ても共感できるのはこの映画の底力かもしれない。