
あらすじ
主人公は30歳の郵便配達員。愛猫キャベツとふたりぐらし。母を病気で亡くしてから、実家の父とは疎遠になってしまいました。恋人はいません。別れてしまった彼女のことを、まだ想い続けています。
趣味は映画鑑賞。友だちは映画マニアの親友が一人だけ。
そんな彼が、ある日突然、余命わずかの宣告を受けてしまいます。脳に悪性の腫瘍ができていたのです。ショックで呆然とする彼の前に、とつぜん、自分と同じ姿をした悪魔が現れて言いました。
「世界から何かひとつ、ものを消すことで、1日の命をあげよう」…。
悪魔のささやきに乗せられた主人公は、次々とものを消していきます。電話、映画、時計、そして、猫。ところが、何かを消すと、大切な人たちとの思い出も一緒に消えてしまうことになり…(C)2016 映画「世界から猫が消えたなら」製作委員会
感想
明日の朝が来るのが当たり前と思っていた僕は突然の余命宣告を受ける事になる。
どれぐらい生きられるんですか?大体、このとうな映画だと、余命6ヶ月とか1年とかであろうが、僕はいつ死んでもおかしくないほどだそう。
病院からの帰り、僕はシャンプーはまとめ買い来たばかりで、クリニングのスタンプもあと一つなのに、でもあと、何より本はどれぐらい読めるのかが気になる。
そんな僕に現れた悪魔。僕とそっくりだ。
お前は明日死ぬんだから、それを伝えに来ただけと悪魔。
「このまま死にたいの?」
悪魔は死なないで済む方法があるから取引をしましょうと言う。
「この世界から一つだけを消す。それで1日生き延びる」
俺の選択は…パセリ。
だが、決定権は悪魔にあるらしい。
よし決めた。この世界で電話を消そう。
電話を消して1日生き延びた。次は映画、次は時計、それから猫。
映画は無限にある。だからこのやりとりは永遠に続く。
ものが消えると思い出が消える。
偶然の間違い電話で繋がった彼女、時間から逃げ回っていたトム、映画の繋がりで親友になった人。お父さんの時計店、お母さんとお父さんと行った最後の旅行、お母さんと猫と僕の思い出。
映画の中にはトモさんとレタスとお母さんの死がそれぞれの回想で流れる。それに僕の死が加わる。
この映画はある意味ではある青年の最期に流れる走馬灯とも言えるかもしれない。別れた彼女、映画好きの親友、お父さん、それから悪魔。
自分の死を受け入れることのできない僕が一日でも生き延びようと必死になって悪魔と取引までするが、生き延びた一日より大事なのがある事に気づく。
その時間の流れる友と旅と親と恋と映画と電話と時計と猫…
当たり前の今の大事さ、今まで生きていて出会った人々との思い出の大事さ、気づかないまま失われてしまう親心。
ついつい…泣いてしまう。でもその涙は暖かい。子供と一緒にまた観たい映画。
世界で猫が消えなくてよかった。
セリフ
私が死んだら泣いてくれる人はいるのかな…。
世界から僕が消えたならいったい誰が悲しんでくれるかな。
あなたは悲しんでくれますか?
次は…この世界から猫を消してしましょう。
僕は映画が好きてよかった。映画は僕に親友をくれたから
静かにしてあげて。やっと苦しくない場所に行くんだから。
つらかったね。ごめんね。何もできなくて。
この手紙を書いている私はもうすぐこの世から消えてしまいます。
母さんって…自分の時間って…あった?
私が死ぬまでしたい事はずべてあなたのためにしたい事。
人間が猫を飼うのではない。
猫が人間の側に居てくれるのよ。
あなたに会えてよかった。
猫は消さない。確かに死ぬのは怖いけど…。
おはようキャベツ、最後の朝だ。
ありがとう、生まれたきてありがとう。
アマゾンプライム
AmazonPrimeで「ライムライト」が観れるようになったら「ライムライト」も観たい。
世界から猫が消えたなら・ウィキペディア
著者の川村は幼い頃に飼っていた猫が突然姿を消した体験と大人になってから携帯電話をなくした体験、それぞれの時に感じたことから着想を得て、構想に約1年、執筆に約半年が費やされた末に完成したという…(続きはリンク先をご参照ください)
