cinemaholic

毎日、映画のように🎬🍭📍🍿🌿

温かい感動を残す:ミス・フランスになりたい

あらすじ

9歳の美少年アレックスは「ミス・フランスになること」が将来の夢だった。両親を事故で失ってから自分を取り戻せなくなっていた彼は、幼なじみのエリアスと偶然再会し、忘れかけていた自分の夢に向かって進むことを決意する。それは、男性であることを隠しながら「ミス・フランス」というコンテストに臨む、という挑戦でもあった。アレックスの下宿で母のような存在である家主のヨランダをはじめ、ドラッグ・クイーンのローラなど多国籍でボーダーレスな住民の個性的な面々に助けられ華やいだ衣装を纏い輝いていく中、過酷な競争を乗り越え、夢が少しずつ現実になっていく…。(AmazonPrime)

感想

「ミス・フランスになりたい」という少し意外なタイトルに惹かれて、この映画を観ました。主人公は少年。ゲイでもなく、女の人になりたいわけでもありません。ただ、自分をありのままに見せたい――その舞台が、ミス・フランス大会。

最初のうちは、夢を思い出すことすら忘れてしまったかのように、彼の歩みは迷いに満ちています。学校や社会からの目、そして自分自身の葛藤。彼の心の中で揺れる不安は、観ているこちらにも痛いほど伝わってきます。

そんな中、偶然の再会が訪れます。夢を実現させた長馴染みとの出会い。彼はその瞬間、胸の奥にしまっていた夢を思い出します。

そして、彼を支える仲間たちの存在も忘れられません。社会から見れば確実マイナーに属する人々ですが、その声援は家族以上に温かく、彼の背中を押してくれます。

舞台に立つ彼の姿は、まるで光の中に浮かぶ一輪の花のようで、観客の拍手やフラッシュの光に包まれながらも、彼の心は揺れることなく、ただ自分らしさを表現しています。その一瞬一瞬が、夢を追うことの喜びと困難を象徴しているかのようです。

しかし、正直に言えば、「男性であることを隠しながらミス・フランスというコンテストに臨む」という過程はあまり描かれておらず、その現実味がやや薄いと感じる部分もあります。それでも、彼の迷いや葛藤、夢への情熱を通して、多くのことを考えさせられます。

観終わったあと、前向きで温かい気持ちが胸に残る、そんな作品です。

予告編

セリフ

人生や芸術、スポーツにも常に完璧さは重要よ細部が大事なの。完璧と普通の距離が分かる?

自分は男でも女でもない。それだけが現実。

他人に自分の価値を決めさせるな。

AmazonPrime

MISS ミス・フランスになりたい!(字幕版)

MISS ミス・フランスになりたい!(字幕版)

  • アレクサンドル・ヴェテール
Amazon

公式ホームページ