終活をテーマとしたヒューマンコメデをテーマとしたヒューマンコメディ。
あらすじ
結婚五十年になる大原夫妻。夫の真一(橋爪功)が定年退職後、家にずっと居ることで妻の千賀子(高畑淳子)は夫源病に陥っていた。相手への気遣いも全く無くなり、真一は健康麻雀、千賀子は健康コーラスに通って趣味仲間にお互いの愚痴を言い合う、熟年離婚寸前の夫婦であった。そんな折、娘の亜矢(剛力彩芽)は自分が営むキッチンカーの客で、葬儀社に転職したばかりの菅野(水野勝)と出会う。菅野から終活フェアに誘われた亜矢は母親の千賀子に行くことを勧める。フェアで最新の終活情報を得た千賀子は前向きに今後のことを考えようとするが、真一は縁起でもないと嫌がり、新たな危機が生まれる。(amazon prime)
感想
習う事が多い映画です。映画を観て一番心に残ったのは、「人が亡くなるということは、生まれてくるより大変なことなんです」というセリフでした。
“終活”という言葉には少し寂しい響きがありますが、この作品は「人生をきちんと終えることは、その日までを大切に生きること」なのだと、優しく教えてくれます。
絶対いつかお世話になるはずなのに、縁起悪いとあの日が来るまでタブー視するがちのお葬儀屋さん。
「お前たちは他の人の不幸で食ってるのではないか」と言い、「君は君がやってる仕事に誇りを持っているのかい?」と堂々と責める彼には彼なりのこだわりがあるのです。
悩む後輩に先輩は言います。
「誇りって愛じゃないかな?この仕事は愛がないとできない。愛って、すごい力なんだよ」
夫と妻の日々の戦いも笑いを呼びます。
「私はあなたの家政婦じゃないんだから!」
笑いと涙の中に、“人生の終わり”を“もう一度の春=熟春”として描いたこの映画。観終わったあと、なぜか心があたたかく、少し前向きになれる作品でした。
セリフ
人が亡くなるということは生まれてくるより大変なことなんです。
葬儀はコンピューターでできないもの。
そうなんだ。分かる分かる。大変だったね
想い出なんて何の役にも立たん。
思い出というのは年を取らない。
合格、愛は寛容なのよ。
